放課後の部室
御影学園の放課後。四人は同じ部室で、カードゲームと心理戦を重ねていた。そこは、誰にも言えない力を抱えたまま、日常へ戻るための場所でもあった。
未来を読む、手札を見抜く、カードを移す、幸運を引き寄せる。能力は勝利の保証ではない。使ったあとに何を選ぶかまで、顧問は彼らに考えさせていた。
失踪と招待状
ある日、顧問の高槻怜司が「全員集合」とだけ残して姿を消した。部室の時計だけが動き続け、いつもの椅子は空いたままだった。
机にはジョーカーと端の折れた黒い封筒。中の招待状には「学園対抗ポーカー・トーナメント開催」と記されていた。
優勝者には、望む答えが与えられる。先生へつながる手がかりは、その招待状だけだった。
代表決定戦
招待状の末尾には、各学園から本戦へ進める代表は一名だけ、とあった。
先生の行方を追うには、まず四人で代表の一席を争わなければならない。最初の勝負は大会会場ではなく、いつもの部室で始まる。向かいに座るのは、同じ卓を囲んできた仲間たちだ。